ゴールデンウィーク最終日、夏日の中、精華町議選挙の応援で日焼けしました。
2013年05月06日
昨日の長嶋氏と松井氏の国民栄誉賞授賞式の後の始球式で背番号96をつけて審判として登場した安倍首相について、今朝のあるスポーツ新聞も「背番号は第96代首相にちなんだとしているが、憲法改正の発議要件を緩和する96条の先行改正を掲げており、ちゃっかり“アピール”した格好となった。」と指摘しています。同紙によると、始球式終了後、記者団の取材に応じた安倍首相は、記者団から「改憲のアピールになった?」と指摘されると「結果としてね。運命とはこういうものだから。ハハハハ」と笑ったと言います。まさに、確信犯です。公明党幹部も「国民みんなが祝う国民栄誉賞に関係する行事で、政治的な意図をアピールするのはいかがなものか」と苦言を呈したとの報道もありました。おごり高ぶる安倍審判には、参議院選挙での国民の審判で、退場してもらうしかありません。
精華町議選挙への応援に行く前に、昨年の大みそか以来、ご無沙汰していた、父の墓参りに行ってきました。4年前に亡くなった父は、京田辺市営大住霊園にあります。久しぶりだったので、墓のまわりに生えていた雑草を抜くなど、掃除をして、お花を供えてお参りしました。今日は、昼前にはすでに夏日になっており、日差しも強く、墓石も暑そうだったので、たっぷりと水をかけてあげました。阪神タイガースの大ファンだった父ですから、「今年の阪神は頑張ってるな」と、満足してるんじゃないでしょうか。
午後は、精華町議選挙の応援に行ってきました。予想通り、強い日差しの中を上着を脱いで宣伝しましたが、かなり日焼けしたようです。
今日は、松田たかえさんの地域に入り、光台7丁目の住宅地をハンドマイクを持ってきめ細かくまわり、27ヶ所で街頭演説を行いました。ある場所で演説していると、若い女の子が近くをうろうろしていたので、気になっていましたが、次の場所で演説を始めようとすると、「議員さんですか?」と声をかけてきました。立命館大学の政治学科の1回生で、「政治や政策に関心があるので、話を聞いていました」とうことでした。そこで、「実は、立命館大学の近くに住んでいるので、いつでも話を聞きに来てください」と名刺を渡しました。光台に住んでいるそうですが、18歳で選挙権がないのが残念でした。
松田地域では、中学校給食問題で、立体的な横断幕をつくっていました。3Dでなく、普通の写真では立体感がわからないかもしれませんが、一応紹介しておきます。
今日は、ゴールデンウィーク唯一の完全休暇日でした。
2013年05月05日
今日は子どもの日ですが、総務省が昨日発表した全国の15歳未満の「子ども人口」は前年より15万人減り、32年連続減少で最低記録を更新したそうです。総人口に占める割合は12.9%で、アメリカの19.6%、フランスの18、6%、中国の16、5%などと比べて、日本は最低水準です。ちなみに京都は全国平均を下回る12、6%で、都道府県別にみると35位でした。国際的に見ても異常に高すぎる教育費、保育園の待機児童問題など、子育て環境の抜本的な改善、若い人たちの安定した雇用の確保と労働条件の改善などが急務です。
今朝、京田辺の家を出ようとすると、玄関の石段のところに、ちょっとグロテスクだけれども色鮮やかな蛾がとまっていました。木の葉に似せた緑色の羽根を見ると擬態のようですが、木の葉にとまっていればわからないのに、石段にとまっていたのでは、すぐにばれてしまいます。身の程知らず、というのはこのことでしょうか。ところで、この蛾の名前をネットで調べようとしましたが、わからなかったので、フェイスブックで「ご存知の方、ご一報ください。お待ちしています」と呼びかけたら、すぐに回答が返ってきました。「ウンモンスズメ」というそうです。
今日はゴールデンウィークで唯一の完全休暇日休暇で、妻と神戸の相楽園のつつじを鑑賞して、有馬温泉で温泉にはいり、おいしい食事をいただきました。のんびりするつもりでしたが、食後にテレビをつけると、読売テレビで長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの国民栄誉賞授賞式の後の始球式が行われていました。その始球式に審判として登場した安倍首相が、何と背番号96をつけていました。憲法96条を変えることをアピールするつもりでしょうが、国民栄誉賞の授賞式という国民の注目を集める場面で、読売テレビと結託して、憲法改悪をアピールするなど、悪乗りしすぎです。あまりに腹が立って、温泉旅館のパソコンで、フェイスブックにアップしました。休みの日ぐらい、のんびりさせてほしいと思います。
ふるさと神戸の相楽園のつつじを20年ぶりぐらいに見てきました。あいかわらず、つつじは見事でしたが、印象的だったのは、18年前の阪神・淡路大震災の名残りでした。園内にあった旧ハッサム邸も大震災で大きな被害を受け、その時に崩れ落ちた煙突を、大震災の記憶を忘れないためにと、園内に残してあったのです。私の神戸の実家も全壊評価を受けるほどの被害にあった阪神・淡路大震災ですが、18年たった今もその教訓を忘れてはならない、ましてや、まだ復興も原発事故の収束もしていない、2年前の東日本大震災と福島原発事故の教訓を忘れたかのような安倍内閣の対応は、許しがたいと思います。
井上・倉林ゴールデンウィーク街頭宣伝を2ヶ所で開催。
2013年05月04日
中東訪問中の安倍首相は、UAEに続いてトルコでも、日本の原発輸出を可能にする原子力協定を締結することで合意しました。これでは、安倍首相はまるで原発のセールスマンではありませんか。国内では、大手ゼネコンが喜ぶ大型公共事業のばらまき、外国には、原発村の連中が喜ぶ、危険な原発のばらまき、これでは、アベノミクスどころかアベノリスクです。怒りをこめて、川柳を作りました。
「危険物 売りに出すのも アベノリスク?」
今朝の「サワコの朝」のゲストは、今売れっ子のものまねタレントの福田彩乃さんでした。この番組は、聞き上手の阿川佐和子さんとゲストとの軽妙なやりとりがおもしろいので、時間がある時はよく見ています。私たちの仕事も、相手の話をよく聞くことが必要なので、参考にもなります。
今日のトークの中では、福田さんが、リーマンショックで派遣切りにあい、仕事を求めてハローワークに行ったら、「デパートのバーゲン売り場のようだった」というエピソードを紹介していました。福田さんは、一刻も早く仕事がほしい、という思いで、たまたまインターネットで見つけた、芸能事務所のオーデションに募集して合格したそうです。昨年末から今年にかけてとりくんだ、ハローワーク前での「暮らしと雇用のアンケート」調査で対話した人たちの姿が、思い浮かびました。労働者派遣法の抜本改正や最低賃金の引き上げなど、雇用の安定をはかることが急務だと痛感します。
午後には、 井上さとし参議院議員と倉林明子参議院京都選挙区予定候補が北区・上京区入りしてのゴールデンウィーク街頭宣伝が、北野白梅町と北大路ビブレ前で行われました。北野白梅町では私が、ビブレ前では玉本市議が司会をつとめました。連休中の急な提起にもかかわらず、いずれも20人以上の後援会員さんがかけつけてくれました。
5.3憲法集会に2400人が参加。
2013年05月03日
昨日は、国民の暮らしと権利に関わる、二つの重要な訴訟の勝利が確定しました。一つは、水俣病認定訴訟で熊本県が控訴を断念したこと、もう一つは、自動車保有を理由に生活保護を廃止した処分を違法と認定した判決に対して枚方市が控訴を断念したことです。いずれも、関係者のみなさんの粘り強いたたかいの勝利として、ほんとうに良かったと思います。同時に、国民として当たり前の権利を守るために、裁判に訴えなければならない、というのはおかしいと思います。しかも、水俣病認定訴訟の原告は今年3月に亡くなっており、原告の娘さんは「生きている間に認定してほしかった」と話されています。今日は憲法記念日。あらためて、憲法改定ではなく、憲法の基本的人権や生存権が守られるように日本社会の方を変えなければならないと思います。
NHKで「憲法記念日特集」として、「激論“憲法改正”を問う!」と題した討論会が放映されました。9条をめぐる議論の中で、日本共産党の笠井衆議院議員は、「憲法9条は、侵略戦争の反省の上に作られた日本の国際公約だ」と強調していました。憲法9条をめぐっては、3月20日に、安保破棄京都実行委員会が開催した学習講演会で講演された、普天間基地の辺野古移転反対のたたかいの先頭に立っている、沖縄の仲山忠克弁護士の「憲法9条がなくなればどういう状態になるのかは、沖縄の69年間の苦難の歴史が実証している」という言葉を重く受け止めたいと思います。憲法9条は、絶対に変えてはならない、という決意を新たに、円山野外音楽堂の憲法集会に参加しました。
「生かそう憲法 守ろう9条 5.3憲法集会in京都」には、2400人が参加、憲法改悪を許さない決意と熱意にあふれた集会となりました。脚本家のジェームス三木さんが、「今、憲法を想う」と題して、ユーモアたっぷりの講演を行いました。核戦争の危険もはらんでいる世界の現状をさして、「人類そのものが絶滅危惧種になっている」という指摘や、「私たちは次の世代にどういうバトンを渡そうとしているのか、大気汚染、核兵器、地球温暖化など、とんでもないバトンではなく、憲法というバトンを渡そう」という訴えが、とりわけ心に残りました。全盲の落語家、桂福点さんのピーストークは、プロ顔負けの「さとうきび畑」の熱唱も含めて、笑いながら、平和の大切さが伝わる舞台でした。憲法ウォークに出発する頃には、少し雨がぱらつきましたが、元気にコールしながら、市役所前まで行進しました。
明日の憲法記念日、午後2時から円山野外音楽堂で開催される「5.3憲法集会」に参加しよう。
2013年05月02日
明日の憲法記念日を前にして、各新聞社の憲法に関する世論調査の結果が発表されていますが、今朝は朝日新聞が調査結果を発表していました。憲法9条については「変えない方がよい」が52%で、「変える方がよい」の39%を上回り、集団的自衛権については「行使できない立場を維持する」が56%で、「行使できるようにする」の33%を大きく上回りました。さらに、安倍首相が参議院選挙で公約にするとしている、憲法96条を変え、改憲手続きを緩和することについては、反対が54%で、賛成の38%を上回っています。マスコミをあげての改憲キャンペーンにもかかわらず、有権者は冷静に判断していることに、確信を持って、憲法改悪を許さない世論と運動をさらにいっそう広げていきたいと思います。まずは、明日の午後2時から円山野外音楽堂で開催される「5.3憲法集会」を大きく成功させることが重要です。
今週号の京都民報の一面は、米軍専用レーダー基地撤回特集で、私も参加した先日の京都タワー前での署名行動の写真が大きく掲載されています。6面には、3,13重税反対北区集会のデモの写真が掲載され、4面には、北区環境の会の記事が掲載されています。北区版ともいうべき紙面になっているので、大いに京都民報読者を増やさなければなりません。
今日は朝から、精華町議選挙の応援に、ハマちゃんカーで出かけました。途中で、京田辺の自宅にトイレ休憩のために途中下車しました。すると、2匹のワンちゃんたちがキャンキャン鳴いて大歓迎。シフォンなどは、「よしよしして」というポーズまでとっての出迎え。思わず、しばしじゃれあっていましたが、遅刻しそうになったので、あわてて出発しました。
今日は、午前・午後とも佐々木まさひこ議員の地域に入りました。午前中は、祝園西1丁目の町内を歩いて回り、16ヶ所で、街頭演説を行いました。連休のはざまの平日の午前中ということもあって、人通りもあまりなく、反応はわかりませんでした。その中で、1人の男性が、街頭演説を終わった後に近づいてきて、「消費税に頼らない別の道がある、と言っているが、どういう道があるのか」と議論をふっかけてくる場面がありました。
午後は、精華台1丁目の住宅地の中を歩いて回り、14ヶ所でハンドマイク宣伝を行うとともに、外周道路の2ヶ所で、ハマちゃんカーから訴えました。公園に遊びに来たらしい高校生の集団が通りかかり、手を振って声援してくれました。
いずれも、大きな家が並ぶ住宅街で、最近あまり見なくなった、大きな鯉のぼりを飾っている家が何軒かありました。
それにしても、今回の精華町議選挙は、いつにもまして応援が多いように感じます。参議院選挙の前哨戦として負けられない選挙であり、定数が4議席も減らされた厳しい選挙だからだと思います。私も、少なくともあと2日は応援に行く予定です。
晴れた青空の下、第84回全京都統一メーデーが開催されました。
2013年05月01日
少し風が強かったけれど、気持ちよく晴れた青空の下、第84回全京都統一メーデーが開催されました。今年のメーデーは、改憲勢力が8割を占める国会において、国民世論の力で国会を包囲していくために「憲法改悪反対」一点での共同づくり、「消費税増税・TPP参加反対」「原発ゼロ」「米軍レーダー基地配備計画撤回」などを求める市民運動、社会運動と連帯し、労働者の切実な諸要求実現とその実現にむけた国政・府政の転換をめざすメーデーとして開催されました。
私は、御池通り西洞院で、大型宣伝カーから、井上さとし参議院議員、倉林明子参議院京都選挙区予定候補、玉本なるみ京都市議とともに、中コースのデモ隊を激励しました。その後は、中コースのデモに合流し、祇園石段下まで歩きました。
ところで、連合京都の「京都中央メーデー」は、今年も5月1日ではなく、4月28日に開催されたそうですが、4月に開催するのに、「メーデー」を名乗るのは、いかがなものか、と思います。「メーデー」ならぬ、「迷デー」ではないでしょうか。
メーデー終了後は、恒例の北地区委員会勤務員の交流会に参加し、午後4時からは、大宮南支部のXバンドレーダー問題の学習会に講師として参加しました。自治労連のみなさんが作られたビラがわかりやすかったので、活用させてもらいました。参加者からは、「米軍基地再編交付金も米軍と家族のための住宅建設なども、日本国民の税金が使われるのではないか。そんなムダ使いは許せない」「青森の車力は住宅地から2キロだが、経ケ岬は数百メートル、10倍近くも差がある」「署名運動に直ちにとりくむとともに、現地視察ツアーも検討しよう」など、活発に意見がかわされました。
東野圭吾の最新作「夢幻花」を読み終えました。この作家の作品には外れなし、話の展開がどうなるのか、先が知りたくて、一気に読み進みました。ミステリーとしての面白さとともに、社会批判も忘れていません。「未来を感じて」大学の原子力工学科に進んだ主人公が、東日本大震災と福島第一原発事故によって、未来への地図を引き裂かれます。その主人公にエピローグで、「ふつうの家なら、放置しておけば自然と廃屋になる。だけど原発は違う。放置しておけば勝手に廃炉になるというわけじゃない。たとえ発電していなくても、厳重に管理し、慎重に廃炉への手順を踏んでいく必要がある。おまけに廃炉の際には、膨大な量の放射性廃棄物が発生する。それを処分する場所さえ、まだ決まっていない。そういう場所を作れるかどうかさえ不明だ。仮に処分場ができて、そこに埋めたとしても、放射能の値が安全なレベルまで下がるまでには何万年もかかる。実質的にこの国は、もう原発からは逃れられないんだ。そういう選択を、何十年も前に済ませてしまっているんだ」と語らせています。そして、作者はそれを「負の遺産」と呼んでいます。
お薦めの一作です。
なさけない、猪瀬東京都知事の発言。「五輪招致 ルール違反は 承知せず」
2013年04月30日
アメリカのニューヨーク・タイムズが、2020年のオリンピック招致をめぐって、猪瀬東京都知事が「イスラム諸国の中で共有されているのは、アラー(神)だけで、互いにけんかばかりしている。彼らには、階級がある」「(東京と)インフラや洗練された競技施設が完成していない二つの国と比べてみてください」などと述べた、インタビュー記事を掲載したことが問題になっています。IOC(国際オリンピック委員会)の行動規範では、候補地同士の比較をすることは禁止されていて、ニューヨーク・タイムズは「IOCの信頼が揺らぐ可能性もある」などと指摘しています。スポーツマンシップにのっとって公正に技や能力を競い合うべきオリンピックの招致に際して、知事みずからがルール違反を行うなど、ほんとうに恥ずかしい話です。猪瀬知事は、「私の真意が正しく伝わっていない」などと弁解しているそうですが、IOCや批判された国が承知しないでしょう。思わず、川柳を作ってしまいました。
「五輪招致 ルール違反は 承知せず」
今朝は、あいにくの雨でしたが、千本北大路の交差点で、傘をさしながら早朝宣伝を行いました。宣伝を終えて自宅に戻ると、雨をものともせず、大きなカラスがゴミをあさっていました。ネットをかぶせても、そのネットをとりはずして、ゴミ袋を噛み破ってしまうカラスを防ぐ方法はないものでしょうか。近所の方が、殺虫剤をかけるという方法を考えついて、やってみたけれど、効果がなかったようです。どなたか、効果的なカラス対策を教えて下さい。
午後は、居住支部の皆さんと、訪問・対話活動にとりくみ、「憲法改悪、TPP交渉参加、米軍レーダー基地の京丹後への配備など、安倍内閣の暴走政治にストップをかけるためにも、7月の参議院選挙で、日本共産党と倉林明子への支援を」と訴える中で、2人の方が「赤旗」日曜版を購読してくれました。商店街も訪問しましたが、ある肉屋さんは、「売り上げが減ったまま、まったくもどらない」と話され、商店街組合の役員さんは、「この商店街も、テナント募集の看板が増え続けている。寂しい限りだ」と話されました。やはり、「アベノミクスで景気がよくなったなんて、どこの国の話か」というのが実態だということを、痛感させられました。
夕方は、別の居住支部のみなさんと、5月12日に船岡山公園で開催される、北区・上京区の後援会のお祭り、「みどりまつり」の案内もかねて訪問・対話行動を行いました。その中で、京建労の組合員さんが、京丹後に米軍レーダー基地が配備されようとしている、という話に「そんなことがやられようとしてるのか」と驚いて、「赤旗」日曜版を購読してくれました。
ところで、5月12日の「みどりまつり」には、先日の福島へのボランティア支援の際にもお世話になり、4月14日の町議会選挙でトップ当選された、馬場いさお浪江町議の参加が決まりました。被災地の最前線で奮闘されている馬場町議から、被災地復興・原発即時ゼロに向けて何が必要か、リアルな報告をお聞きします。
精華町議選挙の4候補の事務所開きで、応援の訴えを行いました。
2013年04月29日
昨日、山田京都府知事が、Xバンドレーダーの設置予定地の経ケ岬を視察し、その後、中山京丹後市長とともに地元自治会の代表11人と懇談しました。新聞報道によると、住民側からは、「基地は毎日50トン以上の水を消費すると聞いた。美しい棚田がなくなるのでは」「厳重なフェンスや自動小銃を持った米兵の姿は景勝地にふさわしくない」「戦後、進駐軍がいた時期があった。女性への重大な人権侵害があったと聞く。治安の確保はどうするのか」など、多くの不安の声が出されています。それに対して山田知事は、「受け入れの基準は、住民の安全・安心が確保されるかどうかだ」と強調したようですが、中山市長は「国防上の重要性は理解しており、早急に決断したい」と話したそうです。そして、報道陣から、府として対応を固める時期を問われた山田知事は、「国の概算要求時期である7月、8月まで」と述べたそうです。地元住民からはさまざまな不安の声が出されており、地元以外の市民や府民にも、京都府議会に対しても、まだ説明もされていないもとで、知事や市長が勝手に判断の時期を決めるなど、もってのほかです。
今日は、精華町会議員選挙の4候補の事務所開きをまわってきましたが、初夏を思わせる、汗ばむほどの陽気のもとでの事務所開きとなりました。どこでも、たくさんの支援者がかけつけ、4人の候補者がそれぞれ個性的な訴えを行いました。
ゆうき弘子候補は、新人とは思えない、落ち着いた訴えで、話の中身も聞かせる内容で、さすが教員出身だと思いました。佐々木まさひこ議員は、6期24年のベテラン議員らしく、ライフワークである福祉のまちづくりへの思いを語りました。松田たかえ事務所開きは、クラリネット演奏始まり、文化の香りのする事務所開きでした。坪井ひさゆき議員は、たっぷり時間をとって、ユーモアも交えて、実績と公約を語りました。
私は、いつもの川柳も使って、町民の暮らしと中小業者の営業を守るためにも、京都への米軍レーダー配備計画や憲法改悪など安倍内閣の暴走政治にストップをかけるためにも、4人全員勝利を、と訴えました。
この3連休は、衆議院の候補者の時よりハードでした。さすがに疲れました。しかし、今日の精華町の事務所開き回りでは、どこでも4年ぶりにお会いする方がたくさんおられて、口々に「ずいぶんスマートになられましたね」と言われて、嬉しかったです。また、松田さんの事務所開きでのクラリネットの演奏には、心和まされ、疲れも癒されました。
4.28「主権回復の日」記念式典に抗議し、米軍レーダー基地配備計画撤回の署名開始。
2013年04月28日
日曜版配達をかねて、自宅の近所を早朝散歩しましたが。朝日を浴びて、つつじがきれいに咲いているのをながめながらの、気持ちのいい散歩でした。
午前中は、京都タワー前で、4.28「主権回復の日」記念式典に抗議し、米軍レーダ基地計画撤回を求める宣伝・署名行動に参加しました。各団体の代表が宣伝カーから訴えましたが、私は、日本共産党を代表して、サンフランシスコ平和条約と日米安保条約により日本がアメリカの従属国になった歴史を語り、4月28日を「主権回復の日」として祝うことに抗議しました。同時に、憲法違反の集団的自衛権の行使にもつながる米軍レーダー基地の配備計画の撤回を訴えました。今日から始めた米軍レーダー基地配備撤回を求める署名にもとりくみました。最初に署名してくれたのは、沖縄の那覇から来た人で、「沖縄のことも忘れないで」と言いながら署名しくれました。福岡から来た女性は「米軍の基地が京都に来るんですか?」と驚きながら署名してくれました。京都市内の男性は「おっしゃる通り。日本政府はひどすぎる」と署名してくれました。
午後は、京丹後に向かい、丹後地区委員会の事務所で、米軍レーダー基地対策会議に参加し、自宅に帰ってきたのは午後9時でした。やっぱり丹後は遠い。しかし、そんなことは言ってられません。今日は、山田知事も京丹後に行って、経ケ岬を視察するとともに、地元の区長らと懇談をしています。米軍レーダー基地の配備をめぐる情勢は緊迫しています。今日の対策会議には、20人以上が参加して、配備撤回を求める署名運動や、京都府を包囲する全府的な世論と運動を急速に広げることを確認しました。現地には、「宇川に米軍基地はいりません」という、手書きの立て看板が立てられていました。
明日は、精華町議選挙に立候補する、つぼい久行さん、佐々木まさひこさん、松田たかえさん、ゆうき弘子さんの事務所開きにかけつける予定なので、夜は、応援演説の中身を検討しました。やっぱり、出だしは、「くらしと平和がかかった選挙です」にしようと考えています。
世間はゴールデンウィークに突入しましたが、私たちには無関係です。
2013年04月27日
午前中は、京都原水爆被災者懇談会の第51回定期総会に参加しました。報告でも強調されましたが、先日のNPT再検討会議の準備委員会で「核兵器の非人道性」を指摘し、核の不使用を呼びかけた共同声明に、日本政府は賛同しませんでした。唯一の被爆国の政府として許し難い態度です。その理由が「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは、人類生存の利益」との表現が、「日本の安保政策と一致しない」から、というのですから、日米安保を優先して核兵器廃絶に背を向ける態度と言わなければなりません。来賓あいさつでは、久米弘子弁護士から、原爆症認定訴訟の現状と日本政府の問題点を報告されました。京都府も被爆手帳の申請をしても、なかなか交付をしない、という問題があり、現在相談にのっている方も、今日の総会に参加されていましたが、こうした政府や京都府の姿勢をあらためさせなければなりません。
今年の1月9日に永眠された、元北上地区労議長で、全日赤中央執行委員長、京都医労連副執行委員長などを歴任された土井重勝さんをしのび、「土井重勝さんを語る会」が開催され、173人ものみなさんが参加されました。11人の方が、在りし日の土井さんを語りましたが、組織、運動、学習を統一して奮闘された土井さんの労働組合運動の傑出したリーダーとしての姿がこもごも語られました。同時に、最後の娘さんのあいさつの中で、「今日は、たたかう父の姿を聞かせてもらったが、家庭では、女3人に囲まれて、たたかう前に負けていた」というエピソードが、とてもほほえましく、参加者の涙を誘っていました。私の思い出としては、土井さんには、毎日更新しているブログを毎日見ていただいていて、会うたびに激励してもらいました。昨年10月11日の原発ゼロネットの府庁包囲行動に、「君のブログを見て知った」と言って、病院を抜け出して参加されたのが、土井さんの元気な姿を見た最後でした。土井さん、ほんとうにお疲れさまでした。安らかにお眠りください。
夜は、私の地元でもあるとともに、こくた恵二衆議院議員の地元でもある、衣笠・金閣後援会が、偶数月の最終土曜日に開催している、「こくたさんを囲むつどい」に参加しました。こくたさんは、先日の国会質問で使ったパネルの原版を紹介しながら、政党助成金の依存率がどれだけ高くなっているか、小選挙区制によってどれだけの死票が出ているかを説明しました。私は、米軍レーダー基地配備計画をめぐる情勢と今後のたたかい、府立堂本美術館の入り口の段差解消の経験について報告しました。その後の懇談では、「米軍レーダー基地がどれだけの範囲に影響をおよぼすのか」「アベノミクスで物価をあげるというが、それで景気がよくなるのか」「政府が『主権回復の日』ということを突然言い出しのはなぜか」など、活発な議論になりました。