今朝のニュースでは、台風並みの低気圧が日本海側の東北沖と太平洋側の関東沿岸に二つあり、ともに発達しながら北東へ進んでいる影響で、昨日は全国的に風が強く、局地的に激しい雨が降ったが、 とくに福島県いわき市では今日の午前2時10分ごろまでの1時間に91.5ミリの猛烈な雨が降り、同観測点の最多記録を更新したとのこと。いわき市にも仮設住宅があるでしょうし、被災者のみなさんは大丈夫でしょうか。福島第一原発の汚染水流出も続いており、被災地のみなさんにとっては、泣きっ面に蜂です。安倍首相は昨日、就任後5度目の被災地入りをしたということですが、被災者の生活と生業の再建や除染はいっこうに進んでいません。今必要なのは、パフォーマンスや口先の約束でなく、実行です。
関西テレビの「新報道2001」で、「激論 貧困女子&非正規雇用 アベノミクスで生活はどうなる」というテーマで議論がされていました。そのなかで、経済評論家の荻原博子さんが、「生活保護の引き下げは、最低賃金や修学援助の引き下げにもつながる」「ヨーロッパでは、働いていない人が貧しいが、日本では夫婦が働いていても貧困という状況だ」「OECD諸国の中で、教育への公的支援額が日本は32位だ」「子育て、育児への支援が少なすぎる」など、昨日の北上大集会での尾藤廣喜弁護士の講演で強調された論点につながる主張をされていました。思わず、「荻原さん ガンバレ!」とテレビの前で応援していました。
NHKの日曜討論で、政府が4月28日を「主権回復の日」として記念式典を開こうとしている問題での討論が行われていました。自民党の高市氏は、「日本が主権を回復したから、沖縄返還の話し合いもすすんだ」などと述べました。しかし、日本共産党の小池政策委員長が明快に述べたように、4月28日は沖縄県民だけでなく、日本国民にとって、アメリカへの従属と屈辱の日です。日本が主権回復どころかアメリカに従属していることは、先日の政府交渉でのXバンドレーダー問題で、防衛省が「アメリカ軍との信頼関係」を優先する立場を明確に述べたことを目の当たりにして、あらためて実感したところです。
午前中は、雨の中を、居住支部の支部長さんと、来週に迫った「京都まつり」の参加案内を中心に訪問・対話行動にとりくみました。その中で、「Xバンドレーダー配備問題をはじめ、安倍内閣の危険な動きにストップをかけるためにも、7月の参議院選挙が大事になっています。日々の動きをぜひ知ってもらいたい」と訴え、日曜版読者の方が日刊紙を購読してくれました。また、京都まつりのチケットも新たに4枚買っていただきました。
午後は、待鳳学区後援会主催の「日本共産党と一緒に 日本の経済とTPPの中身を語り合うつどい」に参加しました。河合北地区委員長が日本共産党の雇用アピールを使って、日本の経済と暮らしについて報告し、私が、TPP参加で私たちの生活はどうなるのか、資料も使って報告しました。その後の懇談では、「食品サンプルをつくる職場に勤めているが、3分の2が非正規だ」「朝日新聞の投書欄に、生活保護費を減らすより、政党助成金を削減すべきだ、という投書があった」「滋賀県からお米や野菜を送ってもらっているが、TPPに参加したら、どうなるのか」など、参加者から活発に意見が出されました。結論として、TPPへの参加はアメリカへの経済的従属をいっそうすすめることになるということが参加者全員の認識になりました。そこで最後に、対米従属の重大問題であるXバンドレーダー問題についても訴えました。