昨日、水俣病患者と認められなかった熊本県の女性の遺族が、同県に認定を求めた上告審判決で最高裁は、患者認定について「司法が独自に判断すべき」との初めての判断をしめし、女性を水俣病患者と認定するように命じた高裁判決を支持し、県側の上告を棄却、遺族の勝訴が確定しました。最高裁が水俣病を初めて認定したことは重要ですが、認定された患者さんは、36年前に亡くなっています。患者と認定するのに、気の遠くなるような年月を要する問題は、68年前に広島・長崎に落とされた原爆の被爆者の認定問題でも深刻です。実は、京都でも、私自身が関わっている案件ですが、府内のある女性が、被爆手帳交付の申請をしているけれど、認定に時間がかかっているという案件があります。被爆者のみなさんは高齢でもあり、時間がありません。国や行政が早く認定することを強く求めたいと思います。
今朝は、北大路堀川の交差点で早朝宣伝を行いました。昨日は夏日を記録しましたが、今日もとても暖かい朝でした。
2月に卒寿の祝いをして以来、忙しくて母に会いに行けていなかったので、今日は豊中に母の様子を見ていきました。母の入所している施設のすぐ近くに妹の家があるので、姪と甥が交替で毎日にように母の所を訪問してくれています。今日も、姪と甥が母が大好きな愛犬ラッキーを連れてきてくれたので、一緒に施設の近くの服部緑地公園まで散歩に行ってきました。曇り空でしたが、昨日ほどではないにしても、30分あまり散歩すると汗ばむほどの暖かさでした。先日亡くなった俳優の三國連太郎さんと同じ、90歳を迎えた母ですが、お土産に持って行った好物のカスタードプリンをペロリとたいらげるなど、元気なのが何よりでした。
ところで、大阪では、あさって19日に、志位委員長を迎えての大演説会を府立体育館で開催するようで、演説会の案内のテープを流しながら、宣伝カーが走っていました。
京都新聞の夕刊に、京都府が初めて、定期の採用試験における土木職の秋採用を決めた、との報道がありました。理由は、国の緊急経済対策に対応した本年度予算で公共事業費が大幅に増えたこと、昨夏の府南部豪雨の災害復旧もあり、工事の発注や管理の業務が増加したことなどのようです。この問題では、私は先日、「昨年夏の京都南部の豪雨災害の時にも起こりましたが、市町村合併や土木事務所の統廃合などで、職員が激減していることが、災害対策に支障をきたすということが各地で起こっています。自治体リストラでなく、自治体職員の拡充こそ、必要ではないでしょうか」と書き込みましたが、この指摘があたっていたことを示す動きではないでしょうか。京都府には、小手先の対応ではなく、抜本的な職員の拡充を引き続き求めていきたいと思います。
京都府の山田知事が本日、青森県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地を訪れ、Xバンドレーダー基地を視察、青森県知事やつがる市長とも意見交換を行った、との報道が、京都新聞の夕刊やNHKニュースで流れました。山田知事は視察後、「環境や治安問題で、大きな問題は起こっていないようだ」「今月中にも、現地の経ケ岬を見に行く」などと話していましたが、車力と経ケ岬では、住宅街との距離もまったく違うし、近辺で定置網漁が行われていたり、ドクターヘリが飛んでいたり、条件がまったく違います。山田知事も、防衛省と同じく、「車力本願」では困ります。新たな川柳ができました。
「なさけない つがるにすがる 山田知事」