甚大な被害をもたらした台風19号が接近するなか、東京都台東区が、自主避難所を訪れたホームレスとみられる3人を受け入れなかった問題で、同区は昨日、謝罪コメントを発表しました。この問題は昨日の国会でも議論され、野党議員の質問に対し、安倍首相は、「各避難所では、避難した全ての被災者を適切に受け入れることが望ましい。ご指摘の事例は自治体に事実関係を確認し、適切に対処したい」と答弁していますが、ホームレスや在日外国人を含め、その自治体の住民以外も幅広く受け入れるという原則を、政府として確認したものであり、重要です。また、日本共産党の志位委員長は、武田防災相に直接、避難所の生活改善の要請を行ない、昨日の参議院予算委員会で武田防災相は、井上さとし議員の質問に「厚労省と連携しながら万全を期す」と答えました。

 府議会は、決算特別委員会の7日目、健康福祉部の書面審査が行われ、日本共産党からは山内議員、成宮議員、島田議員が質問しました。山内議員は、国民健康保険について、市町村の国保財政への支援、福祉医療制度を拡充する自治体へのペナルティの廃止、資格証明書・短期証発行の問題点などを追及しました。成宮議員は、児童虐待防止対策として児童相談所、一時保護所の体制強化、保育等子育ち環境充実事業について質問しました。島田議員は、重度障害児(者)在宅生活支援事業の廃止の影響、国の公的病院の再編統合方針の問題点について質問し、左京区大原の京都版CCRC構想の問題点を指摘しました。公的病院の再編統合問題では、山内副知事が、国が勝手に決めた基準で再編統合する病院名を地元に相談もなく公表した国のやり方を批判し、複数の他会派の議員も取り上げました。重度障害児(者)在宅生活支援事業、CCRCについても、他会派の議員も取り上げました。

今日は、決算特別委員会の人事委員会及び監査委員の書面審査も行われ、日本共産党からは私が質問しました。私は、府職員の時間外勤務の問題、公契約大綱の運用問題、繰り越し事業の問題について質問しました。その中で、年360時間以上の時間外勤務をしていた職員が、知事部局だけで、400人近くいたことがわかりました。

 今夜は、「2020京都市長選 こんな京都にしたいなあ 市民のつどい」が開催されました。残念ながら、候補者発表には至りませんでしたが、京都市政を変えたいという切実な願いがさまざまな地域や分野から寄せられ、とてもいい集会でした。日本共産党からは、こくた恵二衆議院議員・国会対策委員長が連帯のあいさつを行ないました。