リチウムイオン電池の開発で、大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェローで京都大学出身の吉野彰さんが、今年のノーベル化学賞の受賞者に選ばれました。昨日の記者会見では、吉野さんの破顔した笑顔と、「研究者は頭が柔らかくないといけない。それとは真逆でしつこく最後まであきらめないことも必要。剛と柔のバランスをとるのが難しい。堅いだけだとくじけてしまう。壁にぶちあたったとき、『なんとかなるわね』という柔らかさが必要だと思います」という言葉が印象的でした。

今朝は、紫野泉堂町の交差点と上堀川の交差点で、井坂市議と後援会のみなさんとともに早朝宣伝を行いましたが、上堀川で宣伝していると、車で通りかかった30歳代くらいの男性が車を降りて駆け寄ってきて、「共産党の方ですか。お聞きしたいことがあります」と話しかけてきました。何かと思ったら、「この週末に、強い台風が日本列島を襲ってくると言われてるけれど、どうやって身を守ったらいいですか」とたずねられました。気象庁の異例の記者会見が、住民の間に危機感を広げているようです。

京都府戦没者追悼式に参列しました。今年の予算特別委員会の健康・福祉部の書面審査で、私が、「他府県の追悼式では、若い世代や高校生の参加や献花、中学生の『平和の作文』の朗読など、戦争体験を若い世代に継承する工夫が行われています。京都でもぜひ、工夫すべきではありませんか」と質問したのに対して、理事者から「検討する」という答弁がありましたが、今年度から、次世代への継承という観点から、献花者に「青少年代表枠」が設けられ、1人だけでしたが、献花されたのは、一歩前進です。しかし、一方で、遺族代表のあいさつの中で、「米上院で、マッカーサー元帥が、『あの戦争は日本の自衛のための戦争だった』と話されたことが、遺族の心の安寧になった」という発言があったのは、残念です。

非常に強い勢力を保ったまま、台風19号が、週末に日本列島に上陸することが予想されるもとで、連休に行なわれている予定の行事に影響が出始めています。ラグビーワールドカップの2試合の中止が決まり、プロ野球セリーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの第4戦が中止・延期がきまりました。北区では、13日に15学区の運動会が予定されていましたが、私の地元の金閣学区では、14日に順延が決まりました。