57日間にわたる9月府議会が終わりました。

英語民間試験の活用が見送られた2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、高校現場などから国語の記述式問題についても導入見送りを求める声が出ており、昨日行なわれた野党側のヒアリングでは、出席した高校生や教員などから、中止や延期を求める意見が相次ぎました。高校生からは「自己採点などをどうすればいいか分からず不安だ」とか、「入試の公平、公正さが失われるのではないか」などといった声が上がりました。高校の教員などからは「記述式の試験では判断に迷う解答が出てくることが予想され、アルバイトなどが一度に大量に採点すると不公平が生じるおそれがある」などといった指摘が出されました。そして、公平な採点が担保できないおそれがあるうえ、試験後の自己採点も困難になり、志望校に願書を出す際に支障が出るなどとして、記述式の問題の中止や延期を求める意見が相次ぎました。

今朝は、御園橋西詰で、西賀茂・大宮後援会のみなさんと早朝宣伝を行いました。今日は、玉本市議が研修で欠席だったので、一人でマイクを握り、いつもの倍の約20分間、演説しました。

57日間にわたった9月府議会が、本日閉会しました。閉会本会議では、決算議案の討論・採択が行われ、日本共産党からは、成宮議員が一般会計決算議案と水道会計決算議案に反対の討論を行いました。9月府議会は終わりましたが、12月議会は12月2日に始まり、11月には、いらんちゃフェスタ、地方議員研究集会、府議会常任委員会等の管外調査、もみじまつりなど、日程がビッシリで、もちろん、「党勢拡大大運動」も頑張らないといけないので、ゆっくりはしていられません。

閉会本会議が終わった後、総務・警察常任委員会が開催され、人事委員会勧告の内容が報告され、質疑応答が行なわれました。私は、「月例給・一時金が6年連続引き上げられることは重要だが、月例給の改定が30代半ばまでにとどまっていることは問題だ」「住宅手当の対象を、月額1万2千円以上の家賃を支払っている職員に改定すれば、現在1000円の手当をもらっていた職員が、3人とわずかとはいえ、賃下げになる」と指摘しました。また、「獣医師の確保・定着のためにも、すでに34県で導入され、今年も4県で新たに創設が勧告されている初任給調整手当を京都府も導入すべきではないか」とただしたところ、事務局長は「他府県の状況も考慮しながら検討する」と答弁しました。