金閣支部の支部委員会は、さながら、特別定額給付金の申請相談会になりました。

昨日の衆議院予算委員会で、コロナ対策の第2次補正予算案の審議が始まり、野党は、持続化給付金をめぐる数々の問題点を追及しました。そのなかで、立憲民主党の枝野代表は、申請から2週間程度で給付とされていながら、2週間以内に給付が完了したのは61%にとどまっていること、売り上げが前年比50%以上減少した事業者しか対象にしていないことなどを批判しました。後者については、第一次補正予算案を審議した参議院予算委員会で日本共産党の小池書記局長が、「なぜ、売上50%以上減少という線引きをするのか。根拠を示せ」と追及したのに対して、安倍首相も梶山経済再生大臣も、「予算規模を考慮してどこかで線を引くしかなかった」という答弁を行なっています。今、問題になっている、莫大な業務委託費のムダ使いをなくせば、こうした線引きをしなくてもすんだのではないでしょうか。

今朝は、御園橋西詰で、玉本市議と大宮後援会のみなさんと早朝宣伝を行いました。6月に入って、学校は再開されましたが、大学の多くは、まだオンライン授業が続いています。京都産業大学も7月末までは、学生さんが大学に入れない状況が続くようで、今朝も学生の姿は、ほとんどありませんでした。

午前中の金閣支部の支部委員会は、さながら、特別定額給付金の申請相談会になりました。昨日に、各家庭に給付金の申請用紙が届いたこともあって、支部のセンターのあるアパートにお住まいの一人暮らしの高齢女性が3人、「申請の仕方を教えてほしい」と相談に見えられたので、会議を中断して、相談にのり、申請用紙の記入と関係書類のコピーのお手伝いをしました。このように不安に思っている一人暮らしのお年寄りは、たくさんおられると思われるので、訪問も含めて相談活動が必要だと感じました。

京都府議会は、明日11日に開会し、30日まで会期は20日間です。16日(火)と17日(水)が代表質問で、日本共産党からは、ばばこうへい議員が、17日の午後1時50分頃から質問に立ちます。一般質問は、18日(木)、19日(金)、22日(月)の3日間で、日本共産党からは、島田けい子議員と水谷修議員と私の3人が質問に立ちます。質問の順番は後日決まるので、決まり次第、お知らせします。

今夜のBS・TBSの報道1930は、「会期末直前 今、国会は!」をテーマに、持続化給付金の業務委託問題、コロナ禍のもとでの格差の拡大、深刻な雇用問題などが議論されました。日本共産党からは小池晃書記局長が出席しました。
番組で紹介された二つのフリップが印象に残りました。一つは、持続化給付金の業務委託の再委託、外注の図式で、結局、352億円が中抜けされていることを示すフリップです。この業務委託費は2次補正でさらに850億円計上されており、委託業務の徹底解明が必要です。もう一つは、アメリカで、戦前の大恐慌以来最大の4260万人もの失業者が出ている一方で、富裕層が資産を60兆円も増やしており、貧富の格差がさらに広がっていることを示すフリップです。格差の広がりは、日本でも起こっています。