府議会は、決算特別委員会が始まりました。

 関西電力の「原発マネー」環流疑惑は、底なしです。「吉田開発」に、18件の工事が、「特命発注」という名で、入札なしに発注されていたこと、国の電源立地地域対策交付金も「吉田開発」と元助役を通じて関電幹部に環流していた疑いがあること、などが明らかになりました。日本共産党は、「関電原発利権追及チーム」を立ち上げ、今日から始まる臨時国会で、野党共同で追及していきます。

府議会は、今日から決算特別委員会が始まりました。今日は、総務部の書面審査で、私は、米軍レーダー基地をめぐる問題で、交通安全対策と基地再編交付金の問題を追及しました。その中で、理事者は、安全安心対策連絡会の重要性を認めました。また、自衛官募集業務への協力問題を追求し、理事者は、自治体が防衛省の要請に応える法的根拠はないことを認めました。

 今夜は、日本共産党府会議員団主催の第4回公共政策講座「水道事業の民営化・広域化を考える」が開催されました。府会議員団の光永幹事長が、京都府の水道をめぐる動きについて報告した後、尾林芳匡弁護士が、1時間半にわたって講演を行ない、質疑応答が行なわれました。尾林さんの話で、水道の民営化・広域化の危険性を実感するとともに、阻止できる希望もわいてきました。とくに、「コンセッションとは、運営権ではなく、利権だ」「安倍政権は、水を犠牲にして、大企業の海外進出を保証している」「地域の自然的社会的条件に応じた計画を持ち、国の技術的財政的支援を求める」などが、印象に残りました。