防災・危機管理対策特別委員会の管外調査の報告です。1日目は、東京都新宿区にある国立感染症研究所と東京都江東区にある東京臨海広域防災公園を視察しました。
国立感染症研究所では、副所長さんから研究所の業務内容について説明を受け、質疑応答が行われました。私は、京都府でも保健所の統廃合によって体制が弱まっていることも紹介し、地方衛生研究所や保健所の体制について、どう思われているか、お聞きしました。副所長さんは「一般的に、予算と人員は厳しいものがあります。また、人事異動で2年ぐらいで地方の担当者が代わるので、困っています」と話されました。また、専門技術者の教育や検疫体制などにも課題があることが指摘されました。
東京臨海広域防災公園では、担当者から施設の概要について説明を受け、施設そのものを視察しました。平常時と災害時の両方に対応する施設であること、首都直下型地震に備えた基幹的広域防災拠点施設であることが説明されました。
2日目は、茨城県つくば市にある防災科学研究所を視察しました。担当者から、地滑り対策マップなどの説明を受け、大型降雨体験施設を視察しました。私は、表層崩壊と深層崩壊との関連についてお聞きしたところ、「確率的には、両者は違う場所で起こると考えられるが、絶対に起こらないわけではない」との回答がありました。また、最近のゲリラ豪雨の要因についてお聞きしたところ、「熱帯雨林のような雨の降り方になっており、対応策を研究中です」ということでした。

















