京都府議会6月定例会が開会しました。

昨日の衆議院予算委員会での日本共産党の志位和夫委員長の質疑は残念ながら視聴できませんでしたが、今朝の「赤旗」の論戦ハイライトを読むと、志位委員長は、新局面のコロナ対策として、雇用危機打開、検査拡充、学びの保障について、建設的な提案を行なっています。とりわけ、子どもたちの学びの保障についての質問は、テレビのニュースでも取り上げていましたが、志位委員長が、学習の遅れを取り戻すために、つめこみ教育を行なうのでなく、「子どもたちをゆったり受け止めながら、学びとともに遊びや休息を保障する柔軟な教育が必要だ」と提起したのにたいして、安倍首相は、「最終学年以外の子どもは2、3年間で無理なく学習を取り戻せるよう特例を設ける」と、手厚い柔軟な教育の必要性を認める答弁を行ないました。

経済産業省から新型コロナウイルス対策の持続化給付金事業を委託された団体の業務執行理事を務める電通関係者の男性と、同省中小企業庁の前田泰宏長官との関係について報じた週刊文春の記事をめぐり、本日の参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫氏の質問に、前田氏は、海外で開かれた「前田ハウス」と称したパーティーで会ったことを認めました。かつて、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が追及した「ムネオハスス」を思い出しました。

今日は6月府議会の開会日でしたが、本会議終了後、府会議員断として、「新型コロナ感染症から子どもたちを守り、健やかな育ちを保障するための緊急要望書」「コロナ禍で困窮するすべての学生への抜本的・継続的な支援の強化を求める緊急要望書」「米軍経ヶ岬通信書(Xバンドレーダー基地)発電機再稼働に関する申し入れ」の三つの要望・申し入れを西脇知事に行いました。私は、学生支援の要望と米軍レーダー基地の発電機稼働問題の申し入れに参加しました。くわしい、要望・申し入れの内容は、府会議員団のホームページにアップされるので、ご覧下さい。

 本日開会した6月定例府議会の冒頭、副議長選挙が行われ、わが党以外の議員の投票により、自民党会派所属の前波健史氏を副議長に選出しました。府議会は2年に一度、議長および副議長選出する申し合わせとなっていますが、5月臨時府議会で、自民党会派所属の二之湯真士氏が、予算特別委員会全体会において新型コロナウイルス感染症対策補正予算に唯一人賛成しなかったことで、自民党内が大混乱に陥り、議会運営に大きな影響を与えることとなり、二之湯氏は責任をとる形で6月定例会開会前に副議長を辞任しました。今回、自民党会派所属議員が副議長を辞職したにもかかわらず、その後任に再度、自民党所属議員が独占することは、全く道理がありません。しかも、わが党会派以外がすべて自民党会派所属の前波氏に投票するなど、オール与党の酷さぶりを改めて内外に明らかしたことは重大です。党議員団は、直ちに、抗議声明を発表しました。