今日は子どもの日ですが、総務省が昨日発表した全国の15歳未満の「子ども人口」は前年より15万人減り、32年連続減少で最低記録を更新したそうです。総人口に占める割合は12.9%で、アメリカの19.6%、フランスの18、6%、中国の16、5%などと比べて、日本は最低水準です。ちなみに京都は全国平均を下回る12、6%で、都道府県別にみると35位でした。国際的に見ても異常に高すぎる教育費、保育園の待機児童問題など、子育て環境の抜本的な改善、若い人たちの安定した雇用の確保と労働条件の改善などが急務です。
今朝、京田辺の家を出ようとすると、玄関の石段のところに、ちょっとグロテスクだけれども色鮮やかな蛾がとまっていました。木の葉に似せた緑色の羽根を見ると擬態のようですが、木の葉にとまっていればわからないのに、石段にとまっていたのでは、すぐにばれてしまいます。身の程知らず、というのはこのことでしょうか。ところで、この蛾の名前をネットで調べようとしましたが、わからなかったので、フェイスブックで「ご存知の方、ご一報ください。お待ちしています」と呼びかけたら、すぐに回答が返ってきました。「ウンモンスズメ」というそうです。
今日はゴールデンウィークで唯一の完全休暇日休暇で、妻と神戸の相楽園のつつじを鑑賞して、有馬温泉で温泉にはいり、おいしい食事をいただきました。のんびりするつもりでしたが、食後にテレビをつけると、読売テレビで長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの国民栄誉賞授賞式の後の始球式が行われていました。その始球式に審判として登場した安倍首相が、何と背番号96をつけていました。憲法96条を変えることをアピールするつもりでしょうが、国民栄誉賞の授賞式という国民の注目を集める場面で、読売テレビと結託して、憲法改悪をアピールするなど、悪乗りしすぎです。あまりに腹が立って、温泉旅館のパソコンで、フェイスブックにアップしました。休みの日ぐらい、のんびりさせてほしいと思います。
ふるさと神戸の相楽園のつつじを20年ぶりぐらいに見てきました。あいかわらず、つつじは見事でしたが、印象的だったのは、18年前の阪神・淡路大震災の名残りでした。園内にあった旧ハッサム邸も大震災で大きな被害を受け、その時に崩れ落ちた煙突を、大震災の記憶を忘れないためにと、園内に残してあったのです。私の神戸の実家も全壊評価を受けるほどの被害にあった阪神・淡路大震災ですが、18年たった今もその教訓を忘れてはならない、ましてや、まだ復興も原発事故の収束もしていない、2年前の東日本大震災と福島原発事故の教訓を忘れたかのような安倍内閣の対応は、許しがたいと思います。