今朝は、全駅・バスターミナル宣伝デーでした。

 またしても、高校生の声と野党共闘の力が、政府を動かしました。大学入学共通テストを巡り、政府は昨日、国語と数学への記述式問題導入を見送る方向で最終調整に入ったそうです。記述式問題の採点は、通信教育大手ベネッセコーポレーションのグループ会社の学力評価研究機構が受注、学生アルバイトを含む8千~1万人程度が20日間以内に約50万人分の答案を採点する計画となっていました。しかし、従来のマークシート式と違って多様な解答が予想される中、全ての採点者が同じ基準で採点するのは困難とみられ、受験生の自己採点も難しく、実力に応じた出願先を決められないとの指摘も出て、教育関係者や現役高校生、野党などが導入見送りを求めていました。共通テストは先月、文科省が英語への民間検定試験導入の見送りを決めたばかりで、記述式も見送りとなれば、文科省が大学入試改革の「目玉」とした施策が両方ともなくなります。

今日は、京都市長選挙勝利へ、全駅・バスターミナル宣伝デーということで、私は、西賀茂車庫前で、西賀茂・大宮後援会のみなさんと早朝宣伝を行いました。今朝は、厳しい冷え込みだったので、手袋をしてマイクを握りました。

ほんとうに恥ずかしい限りです。スペイン・マドリードで開かれている第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で、環境NGOでつくる「気候行動ネットワーク」(CAN)は、初日の3日に、COP25で最初の「化石賞」に、日本など3カ国を選んだと発表しました。化石賞は、地球温暖化対策に後ろ向きと認定された国に贈られる不名誉な賞。日本の受賞理由は、梶山経済産業相が3日の閣議後会見で、石炭火力発電に関して、「石炭開発、化石燃料の発電所というものは選択肢として残しておきたいと考えております」などと発言したことで、「科学を完全に無視している」と批判されました。

 今夜は、日本共産党京都府会議員団主催の第6回公共政策講座が行なわれました。横山壽一佛教大学社会福祉学部教授が「全世代型社会保障改革のねらいと本質」というテーマで講演を行ないましたが、関心のあるテーマだったので、会場のイスが足らなくなるほどの盛況でした。横山先生の話のなかで、「そもそも、社会保障は全世代が対象で、あらゆるライフステージに必要なもの。『全世代型社会保障』という言い方がうさんくさい」「経済界が求めているのは、社会保障の削減なしに経済の成長はないということ」「社会保障は権利であって、公が助けるものではない」「社会保障は、負担と給付をリンクさせてはならない。負担は能力に応じて、給付は必要に応じて」など、印象的で、目からうろこでした。