今朝は、玉本市議と西賀茂・大宮後援会のみなさんとともに、西賀茂車庫前で早朝宣伝を行いました。私は、菅原経産相に続き河井法相と1週間に主要閣僚が2人も辞任し、「身の丈」発言の羽生田文科相を加え、主要閣僚3人が大臣失格という異常事態が起こっていることについて、内閣総辞職に値する前代未聞の重大事態だと批判しました。
来年度から大学入学共通テストに導入される予定だった英語の民間検定試験について、萩生田文部科学相は本日、閣議後の記者会見で、制度に不備があることを認めて、「現時点で自信をもって受験生に提供できるシステムになってない」として、令和6年度めどに実施を延期すると発表しました。高校現場や野党に加え、与党内からも延期論が出ていたもとで、遅きに失したとはいえ、当然の判断です。しかし、受験生に不安を与え、「身の丈に合わせて頑張って」と、教育の機会均等を否定する発言を行なった、羽生田文科相は辞任すべきです。
驚きのニュースが飛び込んできました。四条河原町南東角の商業施設「京都マルイ」が、来年5月末で撤退するそうです。2010年の開店ですから、わずか10年で撤退ということになります。店舗間競争の激化で、当初の想定より売り上げの伸び率が低かったことが撤退の要因だということですが、外国人観光客であふれる四条河原町でも、内需が冷え込み、消費が落ち込んでいるとことの現われではないでしょうか。ところで、マルイ前といえば、宣伝・署名行動の定番だっただけに、寂しい気もします。
今夜は、日本共産党京都府会議員団主催の第5回公共政策講座に参加しました。原田完団長が、開会あいさつをかねて、京都の経済と中小企業をめぐる情勢について報告した後、吉田敬一駒澤大学教授が、「中小企業支援と持続可能な地域づくりー自治体の産業政策を考えるー」と題して講演を行ないました。吉田さんの講演では、20世紀には、大企業のもうけのおこぼれが中小企業にもまわるトリクルダウン効果があったが、21世紀になって、国内生産・輸出から海外生産にシフトするグローバル化戦略によって、トリクルダウン効果がなくなったこと、持続可能な地域経済の方向として、「地消地産」「地産地商」で地域経済の循環をはかること、などが印象に残りました。