評判の映画「舟を編む」を観てきました。評判にたがわぬ、いい映画でした。

 今朝の京都新聞は、一昨日投開票された、兵庫県の宝塚市長選挙、伊丹市長選挙の結果について、「維新、大敗」「『橋下人気』通じず」「党内落胆、執行部批判も」と報じました。兵庫県の自治体も特別区として「大阪都」に吸収しようとする「維新」の「大阪都構想」に、「ノー」という、きっぱりとした審判が下された、ということでしょう。関西のマスメディアも、異常な「橋下持ち上げ」報道は、いい加減に改めてもらいたいものです。

 今朝は、千本北大路の交差点で、井坂市議とともに早朝宣伝を行いました。

 楽しみにしていた、東野圭吾原作、福山雅治主演の人気シリーズ「ガリレオ」が、昨日から始まりました。早朝宣伝から帰ってきて、録画していた昨夜の第一話を見ました。新興宗教団体の教祖が念を送る「送念」と呼ばれる行為で、信者を転落死させた事件の真相を湯川教授が見破るというものですが、強力な出力で電磁波を発することによって、高熱を発生させるというトリックは、今京都で問題になっているXバンドレーダーに通ずるもので、「実に面白い」番組でした。

午前中は、府会議員団として先週から始めている、円安・原油高騰などの影響調査で、中小企業団体を訪問して、事務局長さんと事務局次長さんから話を伺いました。「1~3月期の景況調査を行ったが、不動産業や建設関係は、消費税増税前の駆け込み需要もあってか、景気が上向きになっているが、その他の業種では、景況が及んでいるという状況ではない」「建設関係も今はかけこみ需要があるが、来年4月以降は一気に落ち込む可能性が高いので、人手不足でも雇用を増やすことはできない」「紙代、インク代の値上げで、印刷代金や折り込み料も上がっており、印刷関連の業種はたいへん」などの声が出されました。

 一昨日の朝、地元の衣笠・金閣支部のベテラン党員が、1年間の闘病生活の末に亡くなりました。今日の午後に行われたお別れ会に、支部のみなさんとともに参列しました。入院中、1回しかお見舞いにいけなかったのが心残りです。遺体を前に、「安らかにお眠りください」と手を合わせました。

 久しぶりに夜の日程が入っていなかったので、現在上映中の映画の中で、おもしろいと評判が高い「舟を編む」を観てきました。24万語の辞書を10数年間かけて完成させるという作業が、いかにたいへんなことか、気の遠くなるような努力の結晶だということがよくわかりました。「大渡海」という辞書の名称と、「言葉の海を渡る舟」というキャッチコピーがピッタリだと感じました。同時に、24万語もの言葉を編纂した主人公が、愛する彼女にたいしては、「好きです」「いつもありがとう」「これからもよろしくお願いします」という、きわめてシンプルな言葉で気持ちを伝えていたことが、おもしろいと思いました。