今日は、府立学校の入学式。盲学校と山城高校の入学式に出席しました。

 今朝の「赤旗」一面トップに、「米軍駐留は憲法9条違反」とした砂川事件・伊達判決が、安保改定を大幅に遅らせたことが、米政府解禁文書で判明した、との記事が報道されています。今朝のNHKニュースでも大きく取り上げられ、最高裁判決前に、田中最高裁長官が中日米主席公使と会談し、最高裁判決では一審判決が破棄されたことを紹介し、「司法への重大な介入だ」と指摘していました。日米両政府が、安保条約を違憲とする判決をいかに恐れていたかを示すものであり、憲法違反の安保条約は廃棄しかない、ということを明らかにしたのではないでしょうか。

 毎週月曜日は、北区の府・市会議員3人そろって、北大路ビブレ前で、ハマちゃんカーを使って早朝宣伝を行っています。今日は、小学校と高校の入学式ということもあって、ターミナル前には、入学式を迎える新小学生と両親の姿がたくさん見うけられました。新入生のみなさん、おめでとうございます。今日は、土日とは打って変わって、雲一つない青空で、絶好の入学式日和です。週末の雨と風で桜がほとんど散ってしまったのが残念ですが。

 昨年に続いて、地元の京都府立盲学校の入学式に来賓として出席しました。PTAのみなさんがお金を出して、生徒のみなさんが作られた、点字ブロックの上に自転車を置かないよう啓発するチラシ入りのティッシュをいただきました。京都府立盲学校は、明治11年の5月24日に創立された日本最初の盲学校で、今年創立135周年を迎えられるそうです。校歌の中に、「よしや道けわしかるとも ここに師あり よしや 世はつれなかるとも ここに友あり」という歌詞がありました。けわしい道やつれない世を乗り越えるうえで、先生方や友達とともに、府立学校である以上、京都府行政の支援が必要だということを思いました。

 府立山城高校の入学式に来賓として出席しました。3月の卒業式では10クラスでしたが、今日の入学式は9クラスですから、約1割も生徒が減っています。私学志向も増えているのかもしれませんが、少子化の影響も否定できないと思います。

 4月29日の午後1時半から京都アスニーで、日本共産党京都府委員会と京都府日本共産党後援会の主催で、シンポジウム「『いじめ』『体罰』のない学校と社会を」が開催されます。今日は、盲学校の校長先生と山城高校の校長先生に、シンポジウムの案内チラシを届け、参加をよびかけました。

 今夜は、北地区委員会の被災地報告・「原発ゼロ」学習活動者会議で、私が学習会の講師をつとめました。4月2日~4日の福島ボランティア支援に参加した6人から、感想・報告が行われた後、私が、「即時原発ゼロ」提言と3月11日の志位委員長名の「被災者本位の復興へ」アピールを中心に、福島の実態や府議会での論戦もふまえて、即時原発ゼロの必要性・緊急性、被災者支援と復興にとって今必要な課題について、重点的に報告しました。学習会の準備のさなかに、本日開かれた衆議院の原子力問題調査特別委員会で、参考人として招致された、元事故調査委員長の黒川元日本学術会議会長が「炉心溶融の状況、(原子炉格納容器の)コンクリートや(注入した)冷却水がどうなっているか全然見えていない。事故が収束していないのは当然だ」と述べました。学習会では、そのことも紹介し、「東電と国は、『収束宣言』を撤回して、事故の収束と原発廃炉、除染と賠償を徹底的に行っていく責任を果たすべきだ」と強調しました。