「暮らし・平和・生命を守る北上大集会」に雨の中、80人が参加。

今朝起きて、テレビのニュースを見ていたら、またしても東京電力がお詫びの記者会見をやっていました。福島第1原発の敷地内にある貯水槽に保管している汚染水が、漏出したということです。貯水槽は免震重要棟の西側にあり、貯水槽の外側の防水シートと内側の防水シートの間の汚染水を分析したところ、1立方センチ当たり約6000ベクレルを検出したといいます。東電には、もうおわびはいいから、すべての被災者への補償と除染を行うことと、危険な原発を一刻も早く廃炉にすることに、全力を尽くしてもらいたいと思います。

朝、日曜版を配達していたら、近所の桜が散り始めており、道路には桜の花びらが積もり始めていました。今日は雨が降るという天気予報だけに、さらに散ってしまうかもしれません。何とか入学式までは頑張ってもらいたいと願いながら、写真におさめました。

月末・月初めがいつも以上に忙しかったので、今朝ようやく散髪に行けました。散髪中に雨が振り出し、外に出ると本格的な雨になっていました。桜がかわいそうです。

午後2時から、京都アスニーで「暮らし・平和・生命を守る北上大集会」が開催され、雨の中、80人が参加しました。尾藤廣喜弁護士が「憲法から現在の貧困を考える」というテーマで講演を行いました。尾藤弁護士は、安倍内閣がやろうとしている生活保護基準の切り下げについて、「生活保護受給者が215万人にもなっているということは、それだけ貧困がすすんでいるということ。貧困の解決のために、賃金の引き上げや保育条件の改善こそ必要なのに、保護基準を引き下げるなど、政治のやることではない」と厳しく批判し、昨年来の生活保護バッシングの問題点、子どもの貧困をはじめとする世界に例を見ない日本の異常さなど、たいへんわかりやすく話していただきました。

あいにくの天候で、デモは中止になりましたが、大型店進出問題、消費税増税問題、TPP問題、保育の現場からの告発、女性の貧困調査、原発ゼロのたたかい、憲法9条を守るたたかいなど、たくさんの発言が聞け、たいへん力になる集会でした。私も、先日の政府交渉でもやりとりになった生活保護の捕捉率の問題で質問をするとともに、京都府民の暮らし・平和・生命に関わる重大問題である、Xバンドレーダー配備問題について、現在の情勢と先日の政府交渉の結果について発言しました。

夜のニュースでは、小野寺防衛相が沖縄県を訪問し、日米両政府が昨日合意したという米軍嘉手納基地より南の6施設・区域の返還計画について仲井真知事や関係自治体の首長に説明したが、沖縄県側からは、「計画に返還期限が明記されていない」として不安の声が続出したという報道がありました。仲井真知事は「期限がない。いつなのか分からない、としか読めない」「9年から10年は、普天間基地は固定化するということになる」と不満をにじませ、今回の返還計画がすべて完了しても、全国の米軍専用施設面積のうち、沖縄県内の施設が占める割合は73.8%から73.1%に下がるだけであり、東門沖縄市長は、「大して減らないのは本当に遺憾だ」と批判していました。県内移設を条件に2022年度以降の返還が計画に盛り込まれた米軍普天間飛行場に関しては、移設先の名護市の稲嶺市長が「負担軽減ではなく機能強化になる」と受け入れ反対を重ねて表明していました。日米両政府の合意は結局、「負担軽減」ではなく、「負担の拡散」だということを、隠さんといてほしいと思います。